数が多い「調」を見極めるその方法とは?!
こんにちは!
ノッブです!
今回のテーマは………
です!
音楽には沢山の「調」が存在しています
クラシック音楽のタイトルの中にも
度々登場しています
例えば………
「ピアノ協奏曲第一番 ハ長調」
(ベートーヴェン作曲)
(ショパン作曲)
等があります
それでは!
以下の文を読み進める前に
まず上でご紹介した2曲の音源を
早速再生してみてください!!
このとき注目すべきポイントは
「曲全体の雰囲気」
です!!
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番ハ長調第1楽章Op.15/演奏:園田高弘
Chopin Nocturne Op9-1 ノクターン1番 変ロ短調
………いかがでしたでしょうか?
2曲を聞き比べてみて
曲の雰囲気は掴めましたか?
多くの人は
「協奏曲の方が何だか明るい」
「ノクターンの方は暗い雰囲気だ」
と感じたのではないでしょうか?
そう感じた方!
いい目の付け所です!
ナイス!!
「長調」と呼ばれる「調」は
明るい曲調をもつものに多く
反対に「短調」と呼ばれる「調」は
暗い曲調をもつものに多いです
このように「調」には
曲全体の雰囲気を決定づけてしまう
力が備わっているのです!
そしてこの「調」を決める
ものを「調号」と呼びます!
このように、ト音記号といった
音部記号の隣に「♭」や「♯」
が1つ、または複数書かれています
*書かれていない場合もあります
小節内に出てくる臨時記号とは
違い、「曲全体」に効果を発揮します
臨時記号が何か分からない方は
以下の記事をお読み下さい!
例えば上の画像を例に説明すると
「♯」が付いているのは
「ファ、ド、ソ、レ」の4つです
「曲全体に効果を発揮する」
ということを踏まえると……
この4つの音が曲中出てきたら
どの小節でも必ずその音は
半音上げなければならない
ということになります!!
しかし臨時記号が出てきたときは
そちらの指示にも従って下さいね!!
「調号」を見て「調」が
分かるようになれば
まず、譜読みの時に
「これはどんな曲なのか」
が分かるようになります
またその曲の主役となる
「キー」が何の音かが分かります
他にも楽譜に書かれている
何の音に「♭」または「♯」が
つくのかチェックすることも出来ます
私も小学生の頃は
新しい曲を演奏する際には
まず調号を確認して
「何の調かな?」と
親が作ってくれた
台紙を確認していました
逆にこれを覚えていないと
この曲は○○調だとすぐに分からなく
なってしまいます!
「♯」や「♭」の数によって
調の名前は変わります
その数何と
合計22個存在します!
多いですよね、ホントに
私も最初覚えるとき
「多くない!?」
って思いました
でも、最初から一気に覚える
必要はありません!
調号が少ないものから
一つ一つ確実に覚えていき
また曲を実際に演奏していくことで
この調の時は調号が何個ある。
と把握出来るようにしていきましょう!
今回は調の種類と名前、
見分け方について
ご紹介していこうと思います!!
それでは早速見ていきましょう!!
各調の名前は
「ハ二ホヘトイロハ」
(ドレミファソラシド)
の文字をとっています
という感じですね
また調を決定するときの
手がかりとなるのは
「その調のスタート音が何の音から始まるか」
となります
例えば「ホ長調」の場合は
「ホ」=「ミの音」が
スタートの音になるということです
次に「♯」と「♭」の数と調名を
まとめたものを以下に掲載しました
是非ご覧下さい!
【調の名前と♯、♭の数】
♯の数 | ♭の数 | 長調 | 短調 |
---|---|---|---|
0 | 0 | ハ長調 | イ短調 |
1 | 0 | ト長調 | ホ短調 |
2 | 0 |
二長調 |
ロ短調 |
3 | 0 | イ長調 | 嬰へ短調 |
4 | 0 | ホ長調 | 嬰ハ短調 |
5 | 0 | ロ長調 | 嬰ト短調 |
0 | 1 | ヘ長調 | ニ短調 |
0 | 2 | 変ロ長調 | ト短調 |
0 | 3 | 変ホ長調 | ハ短調 |
0 | 4 | 変イ長調 | ヘ短調 |
0 | 5 | 変ニ長調 | 変ロ短調 |
♯の付く順番→
「ファ、ド、、ソ、レ、ラ、ミ、シ」
←♭の付く順番
この表を見てみると
各項目ごとに2つずつ調が
存在していますね
このように記号が同じ
「平行調」といいます
②見分け方
ではこの平行調を見分けるには
どうするのか?
この方法は色々あるのですが
書いていくと長くなってしまうので
私がピアノをやっていた時に
良く実践していた方法を
ご紹介しようと思います!
その方法とは
「曲の最初または最後の
最低音(一番低い音)を見る!!」
です!
他に私が分かりやすいな!という
見分け方が載っている
サイトのURLを貼付しておきますので
そちらも是非ご覧下さい!!
いかがでしたか?
沢山ありすぎて、訳分からーん!
って思った方もいると思います
ですが、テストを受けるわけではないので
まずは調号が何も付いてない調から
1つずつ覚えていって下さい!
そして、これを読み終わったら
すぐに以下のURLをクリックして
音階表をコピーして下さい!
画用紙などの紙に貼り付けて
クリアファイルの中に入れておいて下さい!
暗記したいとき、演奏をする際に
分からなくなってしまったときに
側に置いておくととても便利ですよ!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!