無表情演奏回避!! 演奏に色をつけよう!~奏法記号編~
こんにちは!!
ノッブです!!
今回のテーマは………
【奏法記号】
です!!
これまでは音符や休符
強弱記号などについて
ご紹介していきました
ですがピアノには
それだけではなく
「奏法記号」というのも
存在します
この記号はその名の通り
演奏をする上での弾き方を
指示する記号となります
これからご紹介していく記号は
かなり頻出の部類に入る
ものとなります
奏法というのは曲に
表情をつけていく
重要な役割を担っています
つまり………
この記号を無視すると
いうことは
自分から
「無表情な曲を演奏する」
といっているようなものです
どうでしょう?
ただ強弱のあるだけの
一辺倒な演奏
あなたはずっと聴いていたいですか?
「音が大きい/小さい」
だけですよ?
他の要素はありません
きっとあなたも心の中で
「つまらない演奏だ」
と思ってしまいます
そう思われることは
演奏者からしたら
悲しいことですよね?
まず、演奏者であるあなたが
一番つまらないと思います
どうせなら、楽しみながら
演奏したいですよね
そして聴いている人にも
そう思って欲しいはずです
以下で覚えておくべき
基本的な記号を
ご紹介していきますので
一緒に覚えていきましょう!
➀タイ
上の画像のように
連続した同じ高さの音を
弧線で繋ぎ
両方の音を
一つの音として認識する
一種です
*音同士のつなぎ方や切り方を
指示するもの
この場合は4分音符2個が
タイで繋がっていますので
2拍伸ばす2分音符の長さ分
伸ばすということになります
タイにするべき音が
3つ以上続く場合は
隣同士の音を繋げて
書かれます
②スラー
画像のようにタイとは違い
音の高さが異なる音同士を
繋ぎ、滑らかな演奏を
指示する記号です
表記はタイと同じですが
意味がまったく異なりますので
注意してください!!
またスラーはワンフレーズを
区切るための記号としても
使用されます
上のように3つ以上の
音符が続く場所にスラーが
つけられています
これはスラーのつけられている
範囲をワンフレーズと捉え
そこはひとまとまりの音として
聞こえるように演奏してください
という指示なのです
③スタッカート
これが出た時は
「音を短く切った演奏をせよ!」
という指示が出ています
長さはだいたい1/2程です
ただし!
ただ音を短く切ってはいけません
曲の雰囲気に合わせ
切り方も一工夫する必要があります
例えば、軽やかな雰囲気の曲なら
はねるようなイメージで
切羽詰まったような雰囲気なら
鋭くとがったイメージなどの
工夫ができます
参考としてブルクミュラーの
『アラベスク』の動画を載せておきます
メロディーラインではない
左手の低い音の伴奏に
耳を傾けて聴いてみて下さい!!
ブルグミュラー/25の練習曲 2.アラベスク ,Op.100/演奏:友清祐子
④テヌート
この記号の指示は
「音符の長さを十分に保った
演奏をせよ!」
です
イメージとしては
深い打鍵をして
鍵盤に重みをのせ
十分に音を響かせる感じです
⑤レガート
これは主に
「legato」
と楽譜では表記されます
意味としては
「音同士を途切れさせること無く
滑らかに演奏する」
になります
人の眼みたいな記号ですよね
これは音符や休符の長さを
目安として2~3倍伸ばす
意味をもちます
曲の終わりで余韻を
残した演奏をするときなどに
使われます
⑦マルカート
これは楽譜上では
「marcato」
と表記されます
意味は
「1音1音をはっきりと弾く」
という意味になります
⑧ペダル記号
ピアノには3本のペダルが
付いているのですが
この記号が出てきたときは
一番右のペダルを踏みます
画像のように
左が「ペダルを踏む」
右が「ペダルを離す」
指示となります
いかがでしたか?
特に➀~④は頻出の記号ですので
自分でイラストと簡単な説明を
手書きで書き出して
よく目にする場所に
張り出しておきましょう!
最後まで読んで下さり
ありがとうございました!!